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【大学・研究機関の国際交流】研究者の派遣、受け入れともに最も多いのは東京大

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 文科省は9月25日、2016年度における国際研究交流の概況を公表した。同省のホームページやリセマム(10/1)によれば、国際研究交流に関する調査は、日本の科学技術国際活動の方向性を検討するための基礎資料として、データの収集・分析を行うことを目的に実施。2016年度調査は、2016年4月~2017年3月における調査対象機関と諸外国との年間の研究交流状況などについて、国公私立大学、高等専門学校、独立行政法人など計860機関が回答している。海外からの受け入れ研究者数は、短期受け入れ研究者が2万6330人、中・長期受け入れ研究者数は1万2719人。短期受け入れ研究者数は、2009年度まで増加傾向だったところ、東日本大震災などの影響により2011年度にかけて減少。その後、回復傾向が見られるという。

 受け入れ研究者数の多い大学等研究機関は、東京大3428人、京都大3372人、東北大2059人、大阪大1755人、筑波大1711人の国立大学が上位を占めたほか、高エネルギー加速器研究機構1620人、理化学研究所1210人なども多い。一方、派遣研究者数の多い大学等研究機関は、東京大の1万1488人、京都大8397人、東北大5614人、大阪大5018人、九州大4401人の国立大学に、私立の早稲田大4101人が続いた。