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【明治大学】新たなプラスチック合成の研究が日本包装学会賞を受賞

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 明治大学の722日付ホームページによると、同大学理工学部応用化学科の永井一清専任教授が、「2019年度日本包装学会賞」を受賞。授賞式と記念講演が712日、「2019年日本包装学会定時総会」(東京大学弥生講堂)で行われた。

 日本包装学会賞は、広く包装学または包装技術に関する研究において独創的かつ業績顕著なものを対象として選出される。今回の受賞題目は「高分子材料膜の透過性に関する研究」。プラスチックの原料として使用される枯渇性資源である石油の代替として、再生可能資源の植物の利用を試みており、発酵から得られたバイオエタノールを出発原料にする場合と、植物から抽出された成分をそのまま原料にする場合の2つの方向から新しいプラスチックを合成する研究を推進した内容。食品ロス(フードロス)問題への取り組みとして、食品の長期保存を可能にするプラスチックフィルムのハイバリア化を試みており、バリア性のメカニズムを研究し、様々な実用的な理論を提唱。新しい材料設計指針にまで展開させ、実際に産業界において活用されているという。 

(明治大学HPhttps://www.meiji.ac.jp/sst/information/2019/6t5h7p00001l76y6.html)