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【駒澤大】駒澤大学の広告「ラボ駅伝」 駅構内とインターネット連動で複合的に

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 駒澤大学の広告展開が注目されている。電車内や駅構内に掲出したりと、その展開手法の多様さもさることながら、とりわけキャッチコピーをはじめとしたその一言一句が見る者の心に響くと評判だ。「日本史も、世界史も、はじめは誰かの自分史だった。」「大学の意味が分かるのは、大学を出た後だったりする。」など、広告と出会った人たちのブログで過去絶賛された、数々の“名作”も残している。

 そんな同大の広告の中でも最近、とくに活発な動きを見せているのが「ラボ駅伝」と呼ばれる展開。これは、同大が「駒澤大学で行われている研究を、リレー形式で紹介する連載メディアです。創造的でユニークな研究を通して見える『駒大の魅力』をお伝えします」をコンセプトに、駅構内の掲出とインターネットを連動させて複合的に訴求しているもの。

 毎回、同大各学部の教授陣などが自身の研究分野からワンテーマについてたっぷりと蘊蓄を傾ける。駅構内掲出の広告ではそのテーマに沿って疑問を投げかけるようなコピーが書かれていて、気になった人はインターネットで同大ホームページから担当教授などによる長文にわたる解説を読むことができるという仕組み。例えば、「AIやビッグデータで医療を変える、医学の世界のデータサイエンティストとは?」のコピーの広告は、インターネットで同大医療健康科学部の馬込大貴講師の解説へと導かれる。

 2020年度の大学入試制度の改革へ向けて、新時代の大学づくりが求められている昨今だけに、駒澤大学の広告を軸とした新展開は今後も見逃せない。

(駒大PLUS:https://www.komazawa-u.ac.jp/plus/topics/lab-ekiden/