東京芸術大は10月26日、2019年度以降に入学する学部生らと、20年度以降入学の大学院生の授業料を現行より20％引き上げ、年額64万2960円にすると発表した。同大のホームページによれば、「世界の一流芸術大学と肩を並べていくため」としており、増えた収入は、世界で活躍できるトップアーティストの育成に必要な「実技指導」の重点強化や教育研究の高度化等に充当し、学生たちに還元するとしている。

（大学HP：https://www.geidai.ac.jp/news/2018102671472.html）

　値上げが完了する22年度までに約3億円の収入増を見込む。一方、学生への経済的支援として給付型奨学金の新設などを行う。ちなみに、国立大が文科省の定めた標準額を上回る授業料を設定するのは、9月に63万5400円への値上げを公表した東京工業大に次いで2校目となる。