【国士舘大】エジプト研修生が病院前救急医療の8週間プログラムを体験

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 国士舘大では、エジプト国からの研修生10人が2019年1月7日から3月4日まで同大の防災・救急救助総合研究所で病院前救急医療の指導方法を学んでいる。この病院前救急医療研修プログラムは、日本とエジプト国の円借款貸付契約「人材育成事業(エジプト・日本教育パートナーシップ)」(保健分野)によって実現。8週間にわたって同大・多摩キャンパスや都内の関連施設で実習などを行う。

 さる2月19日に行われた研修生への指導では、研修生自らが想定した交通事故や自宅における事故などを、同大スポーツ医科学科の学生らが救急隊と傷病者役に分かれて実践し、学生らが行った処置を評価していた。この日は、同大大学院救急システム研究科博士課程修了の原貴大助手が講師を務め、研修生らが作り上げた事案が教育内容に適したものであったか、学生へのフォローアップの伝え方などを指導した。

 10人のエジプト研修生らは同国の各地域から選抜されており、8週間の研修終了後は自国の救急医療に関する法整備や学校建設などの業務に携わる予定だ。

(大学HP:https://www.kokushikan.ac.jp/education/news/details_12926.html