【お茶の水女子大】トランスジェンダーの学生受け入れへ 「多様な女性」の参画推進

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 お茶の水女子大(室伏きみ子学長)は7月10日、大学本館で記者会見を開き、戸籍上は男性でも自身の性別が女性だと認識している「トランスジェンダー」の学生を2020年4月から受け入れることを、正式に発表した。同大のホームページによれば、この措置は「学ぶ意欲のあるすべての女性にとって、真摯な夢の実現の場として存在する」という国立大学法人としての同大のミッション(2004年制定)に基づき、判断したものだとしている。さらに、今回の決定を「多様性を包摂する女子大学と社会」の創出にむけた取り組みと位置づけている。

 同大では、本年より受け入れのための設備整備などの準備を進め、2020年度の学部および大学院の入学者から受け入れを実施する。なお、文科省によると、国内の女子大がトランスジェンダーの学生受け入れを表明するのは初めて。また、報道によれば奈良女子大、日本女子大、津田塾大なども本格的に検討中という。

(大学HP:http://www.ao.ocha.ac.jp/menu/001/040/d006117.html